眠れない夏の夜に聴きたい——マクラフリン、トニーニョ・オルタ、宮野弘紀の名盤3選

真夏の夜は、時に私たちをセンチメンタルな気持ちにさせますね。
気温の高さから寝苦しさを感じるだけでなく、様々な想いが頭を駆け巡り、
なかなか寝付けない夜もあるのではないでしょうか。

そんな時、ベランダに出て夜空を見上げると、満天の星が広がっている……
星を眺めながら、ただ静かに夜明けを待つ。
そんな贅沢な時間をより心地よくしてくれる、とっておきのアルバムを3枚ご紹介します。
どれもリリースから時間が経っていますが、その輝きは色褪せることがありません。

  1. ジョン・マクラフリン『タイム・リメンバード』イギリスを代表するジャズ・ギタリスト、ジョン・マクラフリンによるソロ・アコースティック・アルバムです。
    1993年にリリースされた本作は、マクラフリンが敬愛するジャズ・ピアニスト、ビル・エヴァンス,
    に捧げた傑作として知られています。
    ビル・エヴァンスが作り出した繊細で美しいピアノの世界を、ギター1本で見事に表現した作品です。

このアルバムは基本的にマクラフリンのギターソロが中心ですが、
彼の繊細で美しいアコースティックギターの音色は、まるで星々のまたたきを音にしたかのようです。
全編にわたって流れる静謐で内省的な雰囲気は、心のざわつきを静かに鎮めてくれます。
夜が明けるまでの時間に、じっくりと耳を傾けてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=Bl8ZXOi0npY&list=PL-rzkz887zv2USdyRAzUT0CW0jBHAl_rl

  1. トニーニョ・オルタ『ムーンストーン』

ブラジル音楽界の重鎮、トニーニョ・オルタ1989年に発表したアルバムです。
ボサノヴァをベースにしながらも、ジャズやフュージョンの要素を取り入れた独特のサウンドは、
「ミナス派」と呼ばれ、多くのミュージシャンに影響を与えました。

このアルバムは、オルタが尊敬するアメリカのジャズ・ギタリスト、パット・メセニーをはじめ、
彼が率いるパット・メセニー・グループ(PMG)のメンバーとセッションを重ねて制作されました。
ドラムにはダニー・ゴットリーブ
、ベースにはマーク・イーガンといった、
当時のジャズ界を代表する名手たちが参加しています。彼らの卓越した演奏が、
オルタの叙情的で温かみのあるメロディーと見事に調和しています。
まるで月明かりの下で夢を見ているかのような、穏やかな気持ちにさせてくれる一枚です。

https://www.youtube.com/watch?v=96k42d-tDg0&list=PLHQmIwub2cBmGfng8_hG4xqGq2xdT-ZiT

  1. 宮野弘紀『道の陽』

日本のギタリスト、宮野弘紀1997年にリリースしたアルバムです。
アコースティックギターの優しい音色を中心に、
日本の美しい風景や心の情景を描き出すような楽曲が収録されています。
実は、このアルバムの素晴らしい音楽に感銘を受け、
リリース直後にはライブ企画で宮野さんをお呼びすることになったほどです。

このアルバムは、宮野弘紀のギターを軸に、
THE BOOM宮沢和史さんがボーカリストとして参加しています。
宮沢さんの歌声が加わることで、楽曲に一層の深みと温かさが生まれています。
タイトルの通り、朝日に照らされた道を進んでいくような、
希望に満ちた温かいサウンドが心を癒してくれます。
夜明けが近づいてきた頃に聴くと、清々しい気持ちで朝を迎えられるでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=CPJmVi8-M6Y&list=RDCPJmVi8-M6Y&start_radio=1

いかがでしたか?

今回ご紹介した3枚のアルバムは、いずれも静かで心地よい空間を演出してくれます。
なかなか眠れない夜には、無理に寝ようとせず、心を解放して音楽に身を委ねてみてはいかがでしょうか。
きっと、素晴らしい音楽があなたを穏やかな夢へと誘ってくれるはずです。

もし、あなたのおすすめの「夜聴きたいアルバム」があれば、ぜひ教えてください。

 

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この記事を書いた人

ボサノバの柔らかなリズムに耳を傾け、バーのカウンターで静かに杯を傾け、古い外車のエンジン音に胸を躍らせる——そんな日々を綴っています。名古屋を拠点に、大人の趣味をゆるやかに深める「リオ・ボッサ」です。音楽・酒・車、どれも知れば知るほど奥が深い。そのときめきを、このブログで分かち合えたら嬉しいです。

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