東京、恵比寿駅の東口を出るとゆるい下り坂になっている。
右も左もわからぬまま僕はある場所を目指していた。
渋谷区恵比寿1-13-6 番地の表示を確認しつつ辿り着いたのはビルの二階
急な傾斜の階段を上っていくと扉越しに明るく賑やかな音楽が漏れ聞こえた。
何しろ東京には不慣れな僕は新しい環境に飛び込む今は胸の心拍数を安定化
させる必要があった。
思い切って扉を開けて中に入るとラックにギッシリ詰まったブラジル音楽のCDが
目に飛び込んできた・・・凄い枚数だな!と呆然としていると奥から声が、
そこには満面の笑みを浮かべた男性が親しそうに話しかけてきた・・・
「こちらは初めてですか?、コーヒー淹れたからどうぞ」と誘われるままテーブルへ
BGMの音に包まれながら色々なお話を聞くことができました。
この人が僕の音楽人生に大きな影響を与えてくれた中南米音楽ケペル木村さんでした。
この先一緒にリ・デ・ジャネイロに音楽ツアー行脚となるとは思いもしなかった。
中南米音楽は中南米音楽CD(ほぼブラジル盤)を店舗販売もする卸会社でした。
全国に通販しているので顧客と繋がる一つの手段として会社発行のフリーペーパーがありました。
新譜の紹介はもちろんですがブラジル音楽の知識の宝庫でもありました。
残念ながら会社を閉じたと同時にこのフリーペーパーMPBは終わったのですが
そのまま眠らせるのはもったいないと感じ各号の紹介をしつつMPB誌の残した足跡を追いたいと思いました。
まずは創刊号。
冒頭はこのような書き出しで始まります。
MPB(エムペーべー)と呼ばれる音楽は一体どういうものだろうか?
広く今のブラジル音楽を網羅した言葉ですが説明は筆者ご自身にお願いするのが良いでしょう。
ミルトン・ナシメント、カエターノ・ヴェローゾ、イヴァン・リンス、ガル・コスタなどなど
まずこの辺りから知らない方には説明が必要になってきます。
内容が濃いため語る内容は膨大です。
何か上手く伝えられる手段があれば良いのですが・・・。
Travessia Milton Nasciment

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