PANCAKEというバンドの音楽を聴いた人は、誰もが「心にすうっと、入ってくる優しい音楽だね」
と感想を言ってくれます。
リーダーの原田芳宏さんは、スティールパン(スチールドラム)奏者として、多方面の活躍をされてます。
もちろんボサノバをはじめとするブラジル音楽やジャズもこなし、さらにパン・オーケストラも主催しています
ギターの小畑和彦さんは、日本ではブラジリアン・ギターの名人といわれることが多いのですが、
ジャズやその他のジャンルもこなすマルチなギターリストです。
アコーディオンの大塚雄一さんは、キーボードから現在はアコーディオンの活動が主になっているミュージシャンです。
この三人が組んだバンド、それがPANCAKEです。
その音楽は中米と南米とヨーロッパの雰囲気を持ちながら独自の世界を創り出しています。
聴いていると、まるで音のハンモックにゆられているような感じがします。
「これは文化の融合じゃないか?」と考えました。
人が集まる文化的な場所って、どこだろう?
思いめぐらせた時に、ハタと浮かびました。
文化といえばギャラリーじゃないだろうか?
ギャラリーで、イベントをよく開催していて、収容するホールを持っているところが、あるかな?
あったんです、ピッタリのところが。
それが常滑市のギャラリー共栄窯でした。(現在はビストロとバーになってます)
ギャラリー共栄窯の隣には本格的に焼き物を学びたい人たちを対象にしたスクールもあります。
展示とスクールが一体となっていて地域では知られたギャラリーでした。
以前の土管工場を改装し、土管を焼いていた巨大な窯を、60名ほど収容できるイベントホールとして活用していました。
何度か展示会に足を運んだことがあり、ここのことは覚えてました。
そして、情報を得ようと伺ったこの日に、ギャラリーで出会ったのが、この後に大変お世話になったYさんでした。
当時ギャラリー共栄窯では女性スタッフ三名で運営されていました。
焼き物を通して国内外のお客様や芸術家の対応には、語学堪能で焼き物の知識も豊富な方々ばかりでした。
受付にはYさんが電話対応中でしたが、昼下がりでほかに誰もいない様子でした。
BGMを流しているCDプレーヤーに注目しました。
どうやら先回のコンサート出演者のCDのようで大きな文字で『販売中』のポップがつけて積んでありました。
これは脈ありかもしれない?と尋ねてみることにしました。
私:「ここの窯のホールでは音楽イベントは開催されますか?」
Y:「そうですね、オカリナなどのコンサートを開催したことがあります」
私:「こんな感じの音楽ですが、いかがでしょうか?」
Yさんにその場で聴いてもらいました。
今までオカリナの素朴な音が流れていたのが、スティールパンの音に変わると同じ風景が日本から南国に変わります。
しばらく聴き入っていたYさんは、こちらを向いて感想を聞かせてくれました。
Y:「今まで聴いたことがない音楽ですね、いい感じです」
私:「いかがですか?」
Y:「他のスタッフにも話して検討します」
私:「では、よろしくお願いします」
ギャラリー共栄窯は焼き物のギャラリー、そのためイベントは陶芸作家の作品展示が主になります。
スケジュールの関係上こちらの思うようになるかどうかは分かりません。
「さあ、どうなるだろうか?、あんまり日にちもないしなあ」とつぶやいていました。
続く・・・。
PAN CAKE Tropicasa
原田芳宏 My Way
パノラマスティールオーケストラ
大塚雄一 詩人の魂

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