PAN CAKE ライブその1 スティールパン イヴァン・リンスを奏でる    

原久美さんのバンドKi-bon チッタ・ナポリライブ終了後の話です。
夏の思い出として初ライブ企画は、なんとか成功しホッとしていた11月の夜のことでした。
電話が鳴るので、何気なく受話器をとりました。
女性:「小畑さんが、大変なの!PANCAKEが大変なのよ!」と、かなり追いつめられた様子でした。

電話の女性は、当時ギターの小畑和彦さんを担当していた女性マネージャーからでした。

詳しく話を伺うと、どうやらライブ・ツアーで予定していたお店がドタキャンになってしまったそうです。
首都圏からのツアー移動なので、何カ所かに分けて移動します。
そのため交通費や、宿泊費などの経費に加えて、ギャラの計算も入ってきます。
点と点を結ぶので一カ所ダメになると歯抜け状態になりマネージャーとしては、これは大事です。

とはいえ、自分は音楽関係者ではないし、ライブハウスのような音楽専業の場所にコネもないし、名案は浮かびません。
知っているのは先回ライブを企画したチッタ・ナポリでしたので、そちらはどうか?と思いました。

私::「チッタ・ナポリは?」
女性:「聞いてみたけどだめだった」
私:「そうですか、では他に心当たりを聞いてみますね」と答えたけれど、アテはないし
「どうする?」と自問自答してました。

まずはCDを聴いてバンドのイメージをつかんでみようと、プレーヤーにかけてみました。
静かなアコーディオンから始まった、かと思うと歌い上げるように、時には、さざ波のようなスティールパンの優しい音、
それらを支える絶妙なギターの音色。

素晴らしいアンサンブルから生み出された音は、気持ち良さ100%の極上音楽。

たとえば南の島の昼下がり、ゆれるハンモックで本を読んでいる。
すると、そよ風が気持ちよく吹いてきて思わず眠りに誘われて静かに目を閉じていく。
本は手元を離れ緑の芝生に落ちていく、午後のまどろみ夢の世界へ、
いつの間にか流されていった。

そんな感じの心地よい音楽でした。

続く

PAN CAKE      原田芳宏(スティールパン)、小畑和彦(ギター)、大塚雄一(アコーディオン)

Somos Todos Iguais Nesta Noite

 

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この記事を書いた人

ボサノバの柔らかなリズムに耳を傾け、バーのカウンターで静かに杯を傾け、古い外車のエンジン音に胸を躍らせる——そんな日々を綴っています。名古屋を拠点に、大人の趣味をゆるやかに深める「リオ・ボッサ」です。音楽・酒・車、どれも知れば知るほど奥が深い。そのときめきを、このブログで分かち合えたら嬉しいです。

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