現在、名古屋市にある自動車専門ギャラリー『アウト・ガレリア・ルーチェ』にて
BMW日本人デザイナー永島譲二氏の水彩画展を開催中です。
一年間の休業の後に、アウト・ガレリア・ルーチェ再開第一弾のイベントになりました。

マニアの方々には知る人ぞ知るギャラリーです。
さて、Car Graphic誌の読者ならば、永島氏のデザイン画を、
一度は目にしたことがあると思います。

水彩で描かれた数々の美しいデザイン画と、コメントは実に洒落ています。
デザイン画というよりも絵画を思わせる存在感とインテリジェンスを感じます。
元来のデザイン画とは、車体の線をはっきり、カラーはムラのない均一なもの
と考えていたのでした。
そんなイメージを持っていた私は、初めて永島氏の作画に接した時に、
日本の芸術作品が持つ『わび・さび』を感じました。


光と影は、博物館で見た焼き物を照らすスポットライトの陰影を、
にじみ・かすれは日本画の持つ繊細な筆使いを感じたのでした。
ここで永島氏のプロフィールにふれておきます。
永島譲二氏は1980年に米国の大学卒業後オペルに、1986年ルノーに勤務し、
1988年からBMWに移り、『5シリーズ』(E39型)、『Z3ロードスター』
のデザインを担当しました。
現在は同社クリエイティブディレクターを務める傍ら2015年より
東京工科大学デザイン学部客員教授、日本工学院専門学校特別講師、
名古屋芸術大学 カーデザインコース 特別客員教授に就任しています。
私が永島氏のデザイン画から見えてくるのは、異なる文化を自身の感性で
融合させ新しいものを生み出しているように感じたからです。
オペルの実直さとルノーの自由な独創性がBMWで結実したように感じます。
詳しくは永島氏の著書『ヨーロッパ自動車人生活』、
デザイン画集『Car Desiner Joji Nagashima』を、
一読されることをお勧めします。
読後、再び永島氏のデザイン画をながめてみると、印象が深くなると思います。
これだけの原画作品を見られるのですから、これは必見!です。

〒465-0053 名古屋市名東区極楽1-5 2F
052(705)6789
営業時間:12時(正午)~18時
定休日:月曜日、火曜日(祝祭日を除く)
HP: http://www.luce-nagoya.jp/Top.html
入館料:無料

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