カレンダーを見れば今年も、あと三か月となりました。
時のたつのは早く、すぐに年末そして新しい年がやってきます。
もう何年分もため込んでしまった棚の奥の年賀状を思い切って整理することにしました。
かたまりを引っ張り出した時、その中の一枚がぱらりと下に落ちました。
まるで、「私をお忘れなく」とでもいっているように感じました。
誰の年賀状だったかな?と、そっと拾い上げました。
見れば五年前の年賀状、差出人は誰だろうと裏面を見ました。
そこにはサーキットのようにナンバーを付けた車が整然と並んでいて、
その中の一台にに寄り添ってほほえんでる男性の姿がありました。
たぶんレース後のほっとした瞬間を写したものだと思います。
「あっ、Iさんだ!」思わずなつかしさでいっぱいになりました。
Iさんはがんで他界されて、もうすぐ三年になろうとしていました。
ビンテージカーの師匠で、その楽しさを教えてくれた人でした。
ザガートのイベントに連れて行ってくれたことは、いまだに記憶に残ってます。
そのIさんが、レースで乗っていた車それが『トライアンフ スピットファイア』でした。
英国生まれのライトウェイトスポーツカーといえばロータスがすぐに浮かびますが、
ロータスは、本格的なレースカーを目指して高速性能を追ったものですが、
トライアンフ スピットファイアーは一般大衆向けに気軽に乗れるスタイリッシュな、
二座のオープンカーとして1962年に生まれました。
ベースになったヘラルドという大衆車のシャーシをつかったものでした。
そこに、しゃれたデザインのボディーを乗せたのです。
こういう車はイタリア人が得意とするところですが、
やはりこれもイタリア人ジョヴァンニ・ミケロッティのデザインです。
初代MKⅠ(1962~1965)から始まってMKⅡ(1965~1967)MKⅢ(1967~1970)MKⅣ(1970~1974)
そして、最終1500(1974~1981)の5世代にわたって生産されました。
大きく変わったのは最終型の1500で、これは米国向けに排気量1300から1500にアップされました。
主に排ガス対策のためでしたが、案外故障がおおかったようです。
ちなみに、スピットファイアは第二次大戦に活躍した英国の主力戦闘機の名前です。
イタリア人ジョヴァンニ・ミケロッティ、デザインのオープンカーなのに英国に持ってくると落ち着いた雰囲気の車に。
見えてくるのは自分だけでしょうか?
Triumph Spitfire MKⅠ

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